上原浩治が巨人に復帰して初めてのオープン戦のマウンドに立ちました
まだ準備不足がありそうな上原浩治ですが、現在の速球は何キロ出ているのか?
また上原浩治が打たれない理由や評価はどうなかというのも検証したいと思います
現在の速球は何キロ?
3月20日、巨人対日本ハムのオープン戦に7回から上原浩治が登板しました
10年ぶりの東京ドームのマウンド
そして平日にも関わらず4万人を超える観衆です
みんな上原浩治観たさに集まっています
この場面を観て、感動しました。理由としては、まだシーズン始まってもいないし、オープン戦
にも関わらず4万人を集める上原浩治の集客力はすごい
翌日が祝日と言うのもありましたが、これまでの上原浩治の貢献度があったからだと思います
今年の巨人は手強そうですね
そんな上原浩治が7回から1イニング限定で登板しました
会場からは「うーえーはーらー」っとスゴイ声援です
メジャーと日本の違いは、ボールの他にマウンドの硬さもあります
そこにまだアジャストしていなかった様子がうかがえました
そして打者4人に対して22球をなげ、気になるスピードガンの表示は・・MAX133キロ⁉
ん?133キロしか出ていないのか?
チームメイトからも遅っとやじられていました
結局、チームの関係者から138キロと出ていたそうです
この日の上原浩治は、まだ実戦不足があり、コントロール抜群の上原浩治が珍しく球が上に抜けていました
そして、上体も「突っ立った」ような、手投げな状態で投げているように見受けられましたね
投げる歩幅もメジャーでは少し狭くしたそうですが、日本に復帰して、また元に戻すとも
「半歩」広げると
太ももの故障を繰り返していた経緯があるので、あまり無理しない方がいいのですが・・
すべて「日本仕様」に戻すようです
打たれない理由や評価は?
今シーズンから大谷翔平選手がメジャー挑戦していますが、長打を浴びたりして苦しんでいます
そんな中、140キロ前後のストレートでメジャーリーガーを抑えていた上原浩治
メジャーリーガー達が空振りをする。三振をする
抑えられる理由は何なのだろうか?
・テンポの良さとコントロールの良さ
何と言っても上原浩治はテンポの良さとコントロールが良い
並みのピッチャーは、プロとは言え逆球に行くケースはあるが、上原はだいたいキャッチャーの構えた付近にボールが行くので、連打を浴びないし大事故につながらない
コントロールの良さも球種の一つと上原談
テンポも良くて、ポンポン次の球を投げてきます
これはピッチャー有利になっている証拠。コントロールが悪く、ストライクが入らないと、リズムが悪くなりテンポも悪くなる
結果ストライクを入れに行って打たれる
これが上原には無いので、野手も守りやすいと思います
・出所が分からないフォームやフォーシームストレートの回転の良さ
メジャーリーガたちは上原浩治のフォームが球の出所が分かりずらいと言っていました
それに球のキレがいいと
140キロ付近のストレートで三振を奪うには手元でピュッと伸びてくれる球がないといけません
MLBのストレートの平均回転数は2200回転ですが、上原浩治選手は2500回転と言われています
このため、上原のストレートは体感的には150キロのストレートに感じるそうです。すごいですね!
この理由は「ボールを放す時の人差し指と中指のひと押しを大切にしている」と上原浩治
この一押しで回転数を上げて球のキレを良くしているのですね
・伝家の宝刀・スプリット
上原浩治の代名詞は何と言ってもスプリットの精度の良さ
スプリット=SFF(スプリット・フィンガード・ファストボール)
単純に言えば、速度の速いフォークボールの事
ストレートと同じ腕の振りで、ストレートと同じ球の軌道で来て、途中から少しの落差でストンと落ちるので、打者は見分けがつかない
ヤンキースの田中将大もスプリットの使い手ですが、田中の場合は決め球のみ
上原はスプリットも何種類かあるという
- 打者の目線からストンと落ちるスプリット
- タイミングを外した遅いスプリット
- ホームベースの角をかするような、逃げていくスプリット
- カウントを取るスプリット
1の打者の目線から落とすのは、間違いなく三振を奪うスプリットです
2,3のスプリットは三振ではなく、打たせる、凡打にさせるスプリット
4は2に近いが、打者の裏をかくというか、目線を外すスプリットですね
この抜群のコントロールと、ストレートのキレと変幻自在のスプリットで上原浩治はメジャーを生き抜いてきました
この打者を抑える武器をたくさん持っている上原浩治ですから、ファン、監督や首脳陣からの評価は抜群にいいです
その抜群の評価で巨人入りが決まりました
若手にも生き抜いてきた術を伝えることができるし、生きた教材です
まとめ
巨人に復帰した上原浩治人気が大フィーバーです
今年の巨人は相乗効果でかなりいい成績をあげるのではないでしょうか
そんな上原浩治の現在のスピードガンのMAXは138キロ・・
遅いように見えますが、球のキレはいいはずです
まだオープン戦で、実戦から遠ざかっているので、そこまでのキレはまだないと思いますが
もう何試合か登板して感覚をつかめば打てないと思います
4月で43歳になる上原浩治の進化がみたいですね
おわり