未明からショッキングなニュースが飛び込んできました
燃える男「星野仙一死去」
楽天の星野仙一球団副会長が4日午前5時25分に死去しました。70歳。
あまりにも若すぎる死です
男の中の男、男も惚れる男「燃える男」星野仙一氏のこれまでの伝説や武勇伝、名言集などを書きたいと思います
プロフィール
出身:岡山県倉敷市
生年月日:1947年1月22日~2018年1月4日(70歳)
身長:180㎝ 体重:80㎏
右投げ右打ち
ポジション:投手
プロ入り:1968年ドラフト1位(中日ドラゴンズ)
ドラフトで巨人に裏切られて、以降現役時代から指導者時代に至るまで、一貫する打倒巨人のスタンスを形成させた
選手歴
- 岡山県立倉敷商業
- 明治大学
- 中日ドラゴンズ (1969 - 1982)
- 通算成績は、146勝121敗34セーブ
監督・コーチ歴
- 中日ドラゴンズ (1981 - 1982, 1987 - 1991, 1996 - 2001)
- 阪神タイガース(2002 - 2003)
- 楽天ゴールデンイーグルス(2011 - 2014)
- 北京オリンピック野球日本代表(2008)
2015年より株式会社楽天野球団取締役副会長に着任
野球殿堂(日本)
2017年
病状悪化
星野仙一氏は16年7月に急性膵炎(すいえん)を発症したことをきっかけに膵臓(すいぞう)がんであることが判明。
その後、体調に波があったものの仕事に支障を来すことなく過ごしていたが
昨年12月に行われた野球殿堂入りを祝うパーティーでは元気な姿を見せていたが、昨年12月末から病状が悪化した。
死因はすい臓がん
すい臓がん解説⇒図解 すい臓がん解説
最期は昼寝でもしているかのような安らかな表情で、家族にみとられて旅立ったそうです
燃える男伝説
喧嘩上等!
熱血星野、野球に関しては鉄拳制裁も決行するという今では到底考えられない行動を起こしていました
中日ドラゴンズ監督時代
- 山本昌
- 中村武士
- 大豊泰昭
山本昌には、ひどく打ち込まれて降板すると、ベンチ裏に下がった時を見計らって無言でスーッと星野監督が近づいてきて、パンパンッと左右連打の平手を浴びせかける・・
中村武士には、日々標的となっていた。顔面に付着した血が固まった状態で試合前の練習に出てきたことがあったと・・
そればかりか、顔が変形するほど殴られ、翌日には顔が膨れ上がってしまって、普通にはかぶることもままならなくなったマスクの中に、無理して顔を押し込んだと・・
大豊泰昭には、ベンチ裏でボコボコにブン殴ったんです。大豊は無抵抗のまま鼻血をダラダラと流していた。それを大物助っ人として好成績を残していたバンスローが目撃してしまったんです。彼は2年契約の1年目だったのですが、『こんなチーム、ダメだ』と退団を決意したと・・
さすがに、落合博満には手は出さななかったけど、星野仙一流育成法は若手の期待している選手には激しくあたったそうです
今の時代だったら相当問題になることですが、星野仙一氏は叱咤している選手に「愛」があるからであって、「愛」がなければ、ただの体罰、懲罰です
体罰に対して肯定的な見方をしている意見も・・
「戦力外になりかけていたような一流と言えない選手を引き上げるのには、体罰は即効性があります。
事実、中村武志選手はあっという間に正捕手へ駆け上がりました。
逆に言えば、中村武志選手はたぐいまれな強い肩、優れた潜在能力はあったけれども、星野監督が来るまでは、自主的な練習ではその才能を開花させることはできなかったわけです。
「自主的な練習ができない」というのも才能が足りないことの1つで
「自主的な練習ができない人」を切り捨て、残った特に優秀な選手だけを集めることができれば優秀な成績を残すことができるでしょう。
しかし、そこからこぼれ落ちた人達を、「体罰を使ってでも引き上げる指導があっても良いと私は考えています」
選手は憎いから殴られているとは思っていないと思います
星野仙一氏だからこそ出来た事だと思います
さすがに阪神タイガース監督時代からは鉄拳制裁は意識的にしなくなったそうですが、過去のイメージがあるから選手はビビりますよね
それもこれも「勝ちたいから」
「勝ちたいんや」と星野仙一氏は言っていました(勝ちたいんやは流行語にも)
星野仙一名言集
星野仙一の熱い心に伝わる名言集をご紹介します
- 差を埋めるのは技術や戦術じゃない。気持なんだ。
- 人間はなにごとも、なにかにしがみつこうとすると弱くなる。
- 人を愛せ。人を信じよ。人を生かせ。人を褒めよ。
- 迷ったら前へ。苦しかったら前に。つらかったら前に。後悔するのはそのあと、そのずっと後でいい。
- やるべきことだと思っていることを、本気になってやっていかなければ自分の人生も、なにひとつ変わっていきはしないのである。本気か、本気でないのかが人生の分かれ道だ。
- 全てはフェアプレーで行われるべきであり、その上でライバルに優れた点があれば、率直に認め、学び、吸収せよ。
- もし夢に挫折しそうな者がいたら、あらゆる手段で上を向かせよ。その為なら鉄拳制裁もやむを得ない。それこそが真の愛情である。
- 思いが強ければ強いほど、勝利に近づいていきます。
- 今、子供を叱れない、生徒を叱れない、部下を叱れない人がいる。何やってんの。叱ることが愛情だよ。
- 選手との年齢ギャップ?全然考えたことがない。自然体です。
- ひとつの夢をつかんだと思ったら、次の夢が出てくる。夢にチャレンジしているから、俺はすごく若いわけです。
- 勇気を奮い立たせて、毎日闘っていく。弱みは絶対、見せちゃいかん。選手はいつも背中を見てますから。丸まった背中になったら駄目なんです。
まとめ
「闘将」「燃える男」
星野仙一氏の生き様は多くの人々に感動を与えてくれました
また、日本プロ野球界においてもまさに「記録よりも記憶に残る男」です
今の時代では出来ないような指導方法も星野仙一氏だからこそできた事
その指導方法で再生した選手は一流のプロ野球選手として活躍しました
「星野仙一」
プロ野球発展のために色々尽くしてくださりありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします
安らかに
おわり