信じられない!
金足農業VS近江高校の準々決勝の試合ですが、9回裏に金足農業が2ランスクイズが完璧に決まり、3-2で劇的サヨナラ逆転勝利!
2試合続けての逆転勝利、しかもミラクルでの勝利で準決勝進出しました。
エース吉田輝星に導かれている金足農業。
桑田、清原のいたPL学園戦以来の34年ぶり準決勝進出の模様を書いていこうと思います。
金足農業VS近江高校
金足農業はエース吉田、近江高校は佐合の先発で始まりました。
先取点は滋賀県の近江高校、4回に2アウト2塁の3-2から住谷のライトへのタイムリーツーベースで近江先制!
一方の金足農業も5回裏、この回から近江高校はピッチャー林に代えてきました。その変わった直後に菅原のスリーベースヒットから、1アウト3塁の2-1から佐々木が見事スクイズを成功させて1-1の同点。
近江高校も6回表にバッター北村がランナー3塁の1-2からレフトへの勝ち越しタイムリーヒット! 金足農1-2近江 とまたまたリード。
今日のハイライト
9回表の近江高校の攻撃、有馬、住谷の連続ヒットでチャンスをつかむが、次の打者の見市が三振、続いて林が送りバントを試みるが3塁ホースアウトで送れず。
2アウト1,2塁で瀬川がカウント3-2から空振り三振でチェンジ。金足農業エース吉田が得点を与えない!
ピンチの後にチャンスあり、9回裏の金足農業の攻撃は、昨日横浜高校戦で逆転3ランホームランを放っている高橋がヒット、続く菊池もヒットで続きノーアウトランナー1,2塁。
続いて菊池がフォアボールでノーアウト満塁で近江高校ピンチ、金足農業にとってはまたとないチャンス。
ここで次の打者の斎藤が、カウント1-1からスクイズ!見事同点で、2塁走者の菊地はさらに3塁も回って見事本塁生還でサヨナラ!
金足農業の菊池の状況判断が実に素晴らしいかった‼
なんとサヨナラで2ランスクイズで昨日に引き続きミラクル劇的逆転勝利!
金足農業が3x-2で近江を下しました!!
【動画】神がかり、金足農業9回裏、2ランスクイズでサヨナラ勝利
金足農業はこの大会、じつに神がかっている!!
この第100回の記念大会は大阪桐蔭の「根尾と藤原」の大会になるかなと思いましたが、金足農業とエース吉田輝星の大会になろうとしていますね。
これで金足農業はあの桑田、清原のいた頃の昭和59年夏のPL学園戦以来の準決勝進出を決めました。
金足農業エース吉田輝星、4試合連続2ケタ10奪三振
金足農業のエース吉田輝星がこの日も9回に三振を奪い、4試合連続2ケタの奪三振を記録しました。
この日の吉田輝星ですが、試合後のインタビューで「いつもの調子ではなかった」と答えていました。
それもそのはず、この大会全部ひとりで投げていて、1試合当たり150球以上投げているのですから、疲れが出て当然です。
ですが「本調子ではない」時でも試合を作り最少失点に抑えることができる、吉田輝星はさすがとしか言いようがありません。
エース吉田輝星が「ギアを上げて」ピンチを三振等で切り抜けているので、試合の流れが必然的に金足農業に傾くのかなと思います。
野球と言うスポーツは試合の「流れ」がとても大事です。チャンスで生かせなかったり、バント失敗などで送れなかったりすると、良い雰囲気やチャンスが相手チームに行ってしまうのです。
これが流れが相手に行くという意味。
まさにシーソーの様に。
この試合も近江高校はチャンスでバント失敗が目立ちました。プロ野球の選手でもバント失敗はあるので、高校生に完璧を望むのは酷な気がしますが・・
でも勝ち上がっていくチームと言うのは、キッチリと決める所は決めていきます。流れを渡さない。
特に近江高校の最終回の9回表にノーアウト1,2塁のチャンスでバント失敗、次の打者も連続三振で点が入らなかったので、そこのチャンスをものにできたら結果は違ったかもしれません。
逆に言えば、そのピンチを金足農業の吉田輝星が見事に抑えたので、流れの「勝利の女神」が金足農業の方に「微笑んでくれた」のかもしれませんね。
まとめ
金足農業VS近江高校の準々決勝の試合は、金足農業のサヨナラ2ランスクイズで劇的逆転勝利!
昨日の横浜高校戦の逆転勝利を彷彿とさせるようなミラクル勝利を実現しました。
関連記事:高校野球、金足農業が劇的逆転勝利で横浜撃破!OGは佐々木希
なんか金足農業に何かついているような、この大会の金足農業が神がかっているような気がしました。
それもこれもエース吉田輝星が要所を「ピシャリ」と抑えていて追加点を与えないためにチャンスが金足農業に来るのだと思います。
次は準決勝で相手は西東京の日大三校ですが、エース吉田輝星中心に相手に流れを渡さなければチャンスは必ず来ますので、良い結果を期待します。
おわり