第100回全国高校野球記念大会の決勝戦が行われ、北大阪代表の大阪桐蔭が金足農業を13-2で破り初の春夏連覇を2度達成して幕を閉じました。
大阪桐蔭は、去年の屈辱を晴らし春夏連覇、一方の吉田輝星率いる金足農業は初の決勝進出を果たしましたが、エース吉田輝星は途中で力尽きました。
この記念大会の決勝戦を書いていこうと思います。
大阪桐蔭が初の春夏連覇2度達成!
北大阪代表の大阪桐蔭が春に続いて夏の甲子園も制覇しました。
しかもこれが2度目!史上初の快挙です!
1度目の春夏連覇は、2012年の(現)阪神の藤浪晋太郎と(現)西武の森友哉を率いた最強軍団。
そして今回が根尾、藤原を要した2018年の大阪桐蔭で2度目。どちらも引けを取らないタレント陣で、「プロ予備軍」状態ですね。
いや、今回の2018年組の方がバランスが揃っているのではないかと思うほど豪華な顔ぶれ。
- 投手:柿木
- 捕手:小泉
- 一塁:石川
- 二塁:山田(イケメン)
- 三塁:中川(キャプテン)
- ショート:根尾
- レフト:宮崎
- センター:藤原
- ライト:青地
どこからでも点が取れて、長打も打てて、打線に切れ目がない。根尾、藤原ばかりに気を取られると他の打者にガツンと一発を浴びてしまう・・
ハッキリ言って、このメンバーは「高校日本代表」ですよ!
実際にこの中からU-18日本代表のメンバーが発表されて、大阪桐蔭から5人選ばれています。
U-18メンバー(大阪桐蔭)
柿木、小泉、中川、根尾、藤原の5名。
特に根尾、藤原は、ドラフト1位候補です。また1巡目には指名されて消える可能性も大きいですね。
去年の悔しい思いから這い上がった大阪桐蔭
去年の大阪桐蔭は春の選抜を制して、夏は、春夏連覇がかかっていたが、あの「ベース踏み忘れ事件」の後のサヨナラ負けを喫して連覇ならずでした。
その時のメンバーは、今大会の連覇メンバー、柿木蓮、藤原恭大、根尾昂、山田、中川卓也がいた。そしてファーストは中川。
仙台育英との3回戦でしたね。1対0で迎えた9回2死一、二塁から、平凡なショートゴロをファーストの中川がベースを踏みそこねて生かし、そこからサヨナラ負け・・
あの悔しさを忘れずに今日まで持ってきた大阪桐蔭は敵なしでしたね。
金足農業、吉田輝星は881球で力尽きる
初の決勝進出を果たした金足農業。
「金足旋風」で、観客を沸かしてきましたね。ミラクルあり、ミラクル再びありの金足農業。
その原動力となっていたエース吉田輝星。
MAX150km/hの重いストレートを武器に打者をバッタバッタと三振に切って取った吉田輝星は今大会の目玉になりました。
スカウトの評価は「松阪大輔」クラスのストレートと言うのだから、高校生は打てるわけない。結局、4試合連続2ケタ奪三振を記録しました。
もともと前評判は高かったが、今大会のメインは大阪桐蔭の根尾、藤原、そして報徳学園の小園でした。
その話題を金足旋風とともにさらっていったのがイケメン吉田輝星。
ただ一つ心配だったのが「投げすぎ」
地方大会から一人で投げぬいてきた吉田輝星でしたので、疲労度はMAXでしたでしょう。そんな中でも最終回の9回に150km/hのストレートを投げ込めるスタミナがあるのがすごい!
この炎天下で過密日程で一人で投げこんだ甲子園の投球数は、881球です。
秋田大会から甲子園の準決勝まで1400近く球を投げている吉田輝星。1試合に投げる球数も多いのが懸念材料でした(1試合に大体140球から150球近くを投げる)
夏の地方大会から全1517球投げた吉田輝星。
それでも気力で投げぬいた吉田輝星でしたが、最後の決勝戦は「力が入らず」5回終了で降板。
もう吉田輝星には力が残っていませんでした。でもそのあとに投げた打川は抑えていたので、もう少し前の試合から試していたら、ひょっとしたらもう少し違う展開になったかもしれませんね。
でも吉田輝星は、高野連から注意された「侍ポーズ」もあったり、イケメンという事で、投球のほかにも話題をさらっていって、これからスター街道を歩くのかな?
ちなみに、吉田輝星もU-18日本代表に入っています。
まとめ
第100回全国高校野球記念大会、決勝戦は史上初の大阪桐蔭「2度」春夏連覇で幕を閉じました。
そしてエース吉田輝星率いる金足農業も、ミラクルを起こして「金足旋風」を全国に魅せることができました。
秋田県の誇りでしょう!
金足農業エース吉田輝星は地方大会から全部ひとりで投げて、投げすぎるくらい投げて甲子園では881球で力尽きましたが、これまで4連続2ケタ奪三振を記録したり、前評判通りの活躍で嬉しかったですね。
思い出に残る第100回の記念大会でした。
おわり