巨人のエース、沢村賞候補の菅野智之がやってくれました!
クライマックスシリーズ初のノーヒットノーラン達成!!
これはとんでもない快挙ですね。この記録の模様を、興奮を書いていこうと思います。
そして広島カープとのファイナルステージの展望も書いていこうと思います。
菅野智之がCS初のノーヒットノーラン!
巨人対ヤクルトスワローズのクライマックスシリーズ第1戦、昨日の試合は巨人が投打にかみ合い、投手も継投で勝利しました。
中でも6回に上原がピンチで登板し、山田を三振に仕留めた時から巨人に流れが来ていました。
そして第2戦はエース、菅野智之が先発。一方のスワローズは原が先発。
菅野智之はシーズンの時と同様に落ち着いた、堂々たる投球で少ない球数でヤクルト打線を打ち取っています。
菅野智之の2018シーズン成績は
- 28登板
- 202投球回数
- 15勝8敗
- 完投10
- 勝率.652
- 防御率2.14
- 奪三振200
最優秀防御率、最多勝、最多奪三振の3冠達成しています。その中で勝利数の15のうち完封勝利が8と1978年に鈴木啓示氏(近鉄)がマークして以来、40年ぶりです。
また投手の栄誉である「沢村賞」の基準もすべてクリアしています。
・沢村賞選考基準7項目
- 15勝以上
- 150奪三振以上
- 10完投以上
- 防御率2.50以下
- 200投球回以上
- 登板数25以上
- 勝率6割以上
この今シーズンの成績をみれば「絶対打たれない」と言うような自信があるようにも感じましたね。
それもそのはず、対ヤクルト戦は今シーズン菅野は3勝1敗、防御率1.80を誇っていますから!3勝のうち2勝が完封勝利ですので、ヤクルトと「相性の良さ」もあったのかもしれません。
特に今日のピッチングで一番良かったのは「コントロールの良さ」でしょうか。だいたいキャッチャーの小林の構えている付近にボールが来ていて、逆球があまりなかったように思う。
特に外角へのコントロールがストレート、変化球ともに冴えていたと思いました。
そして球も低めに集まっていて、まず打たれないところにボールが来ています。調子がよさそうです。
今年のヤクルトは強力打線で打率はセリーグトップの.266を記録しています。打って打って去年最下位から2位まで上り詰めたチーム。
そのチームを完璧に抑えてしまう菅野智之は「すごい」の一言!なんといってっも沢村賞候補の菅野智之ですからね。
打線の方も、安打は出なかったが巨人のお得意のホームラン攻勢で、長野、マギー、亀井とホームランを叩き込んで菅野智之を援護。
菅野智之はすいすいとストライク先行の投球で追い込み6回までパーフェクトピッチング。
このあたりから「意識した」と言っていました。そして7回に山田哲人に対して少し警戒したか、フォアボールを与えてしまい、「完全試合」は消滅でちょっと嫌な展開。
その後の打者が打点王のバレンティン、そのバレンティンを落ち着いた投球で見事に外角のスライダーで三振に打ち取り3アウトチェンジ。菅野はガッツポーズしていましたね。
そして8回、9回の最終回も2アウトまで簡単に打ち取るように見えました。そして2アウトから最後の打者の坂口をセンターライナーに打ち取りゲームセット!
菅野智之、クライマックスシリーズ初のノーヒットノーラン達成!キャッチャーの小林と抱き合ってとても嬉しそうでしたね。
一方の捕手小林もシーズン2度目のノーヒットノーランの「女房役」としてサポート。
1度目は7月27日の中日戦でも山口俊の快挙。2リーグ制後に同一年でノーヒットノーランを2度、支えた捕手は66年の西鉄・和田博実以来、52年ぶり。
「キャッチャー小林誠司」としてもノーヒットノーランをシーズン2度も味わえるなんて格別なのではないでしょうか?
小林自身も配球面で自信になるのでは?
またヒーローインタビューでは、菅野智之は
「最高の気分です」
「何て表現していいか分からないけど、達成感はすごくあります」
「途中から狙っていたので。四球はもったいなかったけど、満足しています」
「挑戦者なので、高橋監督と一日でも長く野球ができるように頑張ります。いっしょに広島行きましょう」
と喜びを表していました。
ファイナルステージの広島戦に向けて
まず3位の巨人が2位のヤクルトに勝ち下剋上を達成。
そしてファイナルステージの広島戦へと向かいます。ここでも下剋上を達成したいところ。
17日からの広島戦がとても楽しみですね。勢いの巨人か、絶対王者の広島か。
シーズンの巨人対広島の対戦成績は、7勝17敗1分けと巨人は散々な成績でした。
この大きな負け越しが広島を独走させてしまった原因です。でもシーズンの成績と短期決戦は大幅に戦い方が違います。
短期決戦はラッキーボーイの出現と勢いのあるチームが勝ち進む傾向です。そう見ると巨人は、高橋由伸が監督を辞任。選手としたら「1日でも多く監督と過ごしたい」と団結する。
サンデーモーニングでもコメンテーターとして活躍されている「喝」でおなじみの張本勲氏も、
「いや巨人はね、こういう時は強いんですよ、チームは」
辞任する高橋由伸監督に対しても
「辞めさせるのは俺たちの責任でもあるんだという時はね、チームが一丸となるんですよ」
とおっしゃっています。
しかも3位から勝ち上がってきているので、負けて元々、失うものは何もないというスタンスなので怖いものは何もない。
ひょっとしたら、ひょっとするかもしれませんね!
まとめ
クライマックスシリーズで巨人がヤクルトスワローズに連勝でファイナルステージ進出を決めました。
そして本日先発した「沢村賞」候補の菅野智之が初のクライマックスシリーズ、ノーヒットノーランを達成。
捕手の小林も女房役としてシーズン2度目のノーヒットノーランを引き立てました。
なんか流れが巨人にいいように流れている気がします。この勢いで広島カープを撃破してしまうかも??しれませんね
最後に辞任する高橋由伸監督に花を持たせることができるか?楽しみです。
おわり