平昌オリンピック、女子フィギュアスケートで
新星のザギトワが、女王のメドベージェワに僅差で勝ち、金メダルを獲得しましたね
ザギトワもメドベージェワもプレッシャーが半端なかったと思います
所属クラブも一緒で競技ではお互いバチバチに戦いますが、普段は中の良いふたり
そんなふたりは、どちらがかわいい?
また金メダル銀メダルの陰には名コーチありで、どんなコーチなのか調べていきたいと思います
ザギトワとメドベージェワはどっちがかわいのか?
ロシアが生んだスーパースターのふたり
ザキトワとメドベージェワはどっちがかわいいのか
ハッキリ言ってどちらもかわいいです
どちらかに選ぶ方が酷なものですよ
やはり海外の選手はまだ10代なのに、大人っぽいですね
もちろんメイクもありますが、ザギトワが現在15歳でメドベージェワが18歳
フィギュアスケートの時は、ベテランの雰囲気さえ感じさせる堂々たる演技を披露していますが
プライベートの時はどこにでもいる10代な雰囲気を感じますね
アリーナ・ザギトワ
生年月日:2002年5月18日 (15歳)
身長:156㎝
エフゲニア・メドベージェワ
生年月日:1999年11月19日 (18歳)
身長:162㎝
敏腕コーチの存在は?
どんなスポーツもどんな競技も決してひとりでは達成できません
選手を支える名コーチの存在が必要です。名参謀役ですね
ザギトワとメドベージェワのコーチは一体どんな方なのか?
その名は、「鉄の女」と呼ばれるエテリ・トゥトベリーゼという方です
生年月日:1974年2月24日
出身:モスクワ
またユリヤ・リプニツカヤのコーチも務めていました
現在の教え子
- モリス・クヴィテラシヴィリ
- アレクセイ・エロホフ
- ニカ・エガーゼ
- エフゲニア・メドベージェワ
- ポリーナ・ツルスカヤ
- イリヤ・スキルダ
- アリーナ・ザギトワ
- アンナ・シェルバコワ
- アレクサンドラ・トゥルソワ
- アナスタシア・タラカノワ
- ダリア・パネンコワ
- アリョーナ・コストルナヤ
元教え子
- ポリーナ・シェレペン
- ユリア・リプニツカヤ
- セラフィマ・サハノヴィッチ
- エリザヴェート・トゥルシンバエワ
- アディアン・ピトキーエフ
- セルゲイ・ボロノフ
チャンピオン輩出「工場」
モスクワ南西部にあるスケート場「フルスタリヌイ」は通称チャンピオン輩出工場と呼ばれているらしい
なお、「エテリ・トゥトベリーゼ」コーチは、このスケート場を”工場”、選手を”原材料”と呼んでいる
これはどういう事?今でいうとコンプライアンス上パワハラになるのではないか??と言うくらい強烈な言葉です
悪びれもなくこのようなことを言うという事は、「工場」で「製品」がちゃんと出来上がる=競技で優勝(金メダル)をとれるという事でしょうか?
リプニツカヤ選手
2009年、当時10歳だったリプニツカヤはここで練習を始める
5年後、ソチ冬季五輪団体戦で、世界を魅了。金メダルを手にしました
2007年、当時7歳だったメドベージェワが、フルスタリヌイに現れ、2015年、シニアにあがったとたん、グランプリ(GP)ファイナル、ヨーロッパ選手権、世界選手権で優勝し、記録を塗りかえていきました
ザギトワはここ2年、フルスタリヌイで練習しています
昨年、14歳だったザギトワは、ロシア選手権でメドベージェワに次ぐ、第2位についた。
新たな規定では15歳以上がシニアの条件となったため、目立てていないだけで、ジュニアでは昨年、高得点で金メダルをいくつも獲得しました
鉄の女の指導
エテリ・トゥトベリーゼにはたびたび批判が
「暴君だ、子どもを精神的にダメにしている」と
これに対してトゥトベリーゼコーチは
「自分の選手を愛し、義務を果たしているコーチが、厳しいコーチだと言われるのはなぜ?(中略)叱るのは当たり前。選手にやるべき『やりたくない』ことを強制しているのだから。ただそれだけ」
選手を褒めてばかり、はいけないとトゥトベリーゼは語っています
これは日本でも言える事ではないかと思います
選手の機嫌ばかりうかがって叱ることができないコーチも中にはいます
褒めてばかりでは選手はある程度までしか行かないと思いますね
プロ野球元ヤクルト他監督の野村克也氏は、選手を無視、称賛、叱咤と3段階に分けています
- どうでもいい選手は無視
- 少し物になる選手は称賛
- ホントにチームに必要な選手には叱咤
この選手にはチームの中心、または野球界を引っ張ってほしい選手には、野村氏はあえて叱咤をして選手を厳しく指導しています
そのいい例がヤクルトスワローズのキャッチャー「古田敦也」氏でした
古田氏はその後日本一のキャッチャーになり、引退後も活躍されています
なのでトゥトベリーゼコーチのように厳しく指導するのには理由があると思いますね
トゥトベリーゼコーチになった後ロシアはフィギュアスケートを大きく変えました
以前のロシアはフィギュアスケートは弱点でしたが、現在はロシアがフィギュアスケートを引っ張っています
表現は悪いが、良質な製品(選手)を工場(フルスタリヌイスケート場)から出荷し続けている状態です
鉄の女コーチの基本指導
自己流を最小限に抑えさせ、決まりごとをキチンとさせる、というのが、「トゥトベリーゼ」の取り組みの基本であるそうです
ところが日本では決まり事をきちんとこなす作業は得意分野ですが、ロシア人の気質上決め事と言うのは難しいと
「ロシアの選手は、コーチから与えられた課題を、頭の中で独自に処理し始める。『やる必要があるのか、ないのか』と。内的な葛藤が起こり、練習を阻む」
さらにフィギュアスケートは精神的に難しい競技だと言っています
どんなに優れた選手でも失敗はあるし、つまづく
そこをトゥトベリーゼコーチは、「五輪を特別なものととらえる必要はない。ただのスタートにすぎないのだから」
と言って選手が特別なプレッシャーにならないように指導しています
さらに驚くことに、女子が4回転ジャンプをすれば、今は大いに盛り上がるが
3年後には普通のエレメントになってしまうはず」と、「フィギュアスケート界」誌にその指導哲学を話しています
子供は転ぶことを恐れないので、できるだけ早い段階でジャンプの練習をさせた方がよいと言っています
大人と子供も転び方の違い
子供⇒着地よりもジャンプで転ぶ
大人⇒ジャンプよりも着地で転ぶ
「転ばないと4回転ジャンプは習得できない」
”大人のスケーターは転ぶことを忘れ、進んで転ぼうとはしなくなる”とトゥトベリゼ・コーチ。
すでに若い世代で4回転を成功させている選手がいます
末恐ろしいロシアフィギュアスケート界
まとめ
ザギトワとメドベージェワの「どっちがかわいい」かは、とてもジャッジできることはできません・・
だってどっちもかわいいし、これは完全好みの問題になってしまいますね!
また、名選手に名コーチありのごとく、ザギトワとメドベージェワには、エテリ・トゥトベリーゼという「鉄の女」の異名を持つコーチがいました
日本で言えば、女子で言えばバレーボールの中田久美監督、シンクロナイズドスイミングの井村雅代 監督、男子で言えば野村克也氏
いずれも同監督が就任してからガラッと強くなりました
このままだと日本フィギュアスケート界はロシアにはしばらく勝てない状態が続きそうです
日本選手も何か策を考えないと非常に厳しくなりそうです。今は12~13歳くらいから猛練習しているのだから
ザギトワとメドベージェワの次回北京冬季オリンピックはどうなるのだろうか?
しばらくはこの2強時代が続きそうですね+オズモンドでしょうか?
ファンとして応援します
おわり